感情を記録・再生することのできる感情の記譜法を作り、様々な参加者にそれを各々の方法で再生した動画を編集し展示する。近代以降のダンス史における記譜法の試みとしては Rudolf von Laban による舞踊譜 (Labanotation) が有名だが、今回、身体運動だけでなく情動を含めた振付を試みる。感情の振付として参照したのは La Ribot によるパフォーミング・インスタレーション《Laughing Hole》の動画だ。笑いだけではなく泣いたり、怒ったりといった行為も振付可能ではないかと我々は考えた。